
「変わりたい」という気持ちはあるのに、行動に移せない。あるいは、大切な人に変わってほしいと願うものの、どう伝えればいいか途方に暮れる。私たちは、健康習慣の改善から人間関係まで、行動変容が求められる多くの場面で、このような葛藤を抱えがちです。従来の「説得」や「指示」だけでは、かえって相手の抵抗を生み、変化から遠ざかることさえあります。
動機づけ面接(MI)は、相手の内側にある「変わりたい」という気持ち、内発的な動機を尊重し、引き出すための画期的なコミュニケーション手法です。専門家とクライアントが対等な立場で協力し、自己決定をサポートすることで、持続的な行動変容を促します。
この記事では、MIの基本概念から、実践に役立つOARSスキルまでをわかりやすく解説し、あなたのコミュニケーションをより効果的にするための具体的なヒントを提供します。
動機づけ面接の定義

動機づけ面接とは、行動変容への葛藤、すなわち「アンビバレンス」を探求し、それを解決に導くことを目的とした、クライアント中心の、そして方向性を持つカウンセリングスタイルです。
この定義は、動機づけ面接の提唱者であるウィリアム・ミラーとスティーブン・ロルニックによって示されました。ここで重要なのは、「クライアント中心」でありながら「方向性を持つ」という点です。クライアント中心とは、相手の価値観や視点を尊重し、その人自身の自己決定能力を信じる姿勢を指します。相手の意見や感情を否定せず、ありのままを受け入れることで、安全で信頼できる関係性を築き上げます。
一方で、「方向性を持つ」とは、行動変容という明確な目標に向かって、面接が進められることを意味します。動機づけ面接は、ただ相手の話を聞くだけの受動的なアプローチではありません。相手の内発的な動機を引き出し、行動変容へのコミットメントを強めることに積極的に働きかけます。
具体的には、相手が「変わりたい」と感じる理由や、変わることによって得られるメリットに焦点を当て、その人が持つリソースや強みを活用しながら、具体的な行動へと繋がる道筋を共に探っていくのです。この二つの要素が融合することで、動機づけ面接は相手の主体性を重んじつつ、効果的な行動変容を支援する強力なツールとなります。
動機づけ面接の歴史と背景

動機づけ面接(MI)は、1980年代初頭に臨床心理学者ウィリアム・ミラーによって、アルコール依存症の治療現場から生まれました。
当時のアルコール依存症治療においては、しばしばクライアントへの対決的なアプローチが用いられていました。しかし、ミラーは、この対決的な方法がクライアントの抵抗を招き、治療効果を低下させるという問題意識を持っていました。そのような状況の中、彼は、クライアントが自ら変化したいという気持ちを持つことの重要性に着目し、その内発的な動機を引き出すための新しいコミュニケーションスタイルを模索し始めたのです。
その後、ミラーはスティーブン・ロルニックとの共同研究を通じて、このアプローチをさらに発展させ、理論的基盤を確立しました。彼らは、動機づけ面接がアルコール依存症のみならず、喫煙、薬物乱用、食生活の改善、運動習慣の獲得など、多岐にわたる行動変容の領域で有効であることを示しました。
動機づけ面接は、従来の専門家がクライアントに一方的に解決策を押し付けるようなトップダウン型のアプローチとは一線を画します。クライアントの持つ「変わりたい気持ち」と「変わりたくない気持ち」の間の揺れ動き、すなわちアンビバレンスを尊重し、それを乗り越える過程を支援することに焦点を当てています。この歴史的な背景から、動機づけ面接は、人々の自己決定と内発的な動機付けを重んじる、共感的かつ効果的な行動変容支援のアプローチとして、世界中で広く認知され、活用されるようになりました。
動機づけ面接の4つのスピリット

動機づけ面接は、単なる技法やテクニックの集まりではありません。その根底には、クライアントとの関係性を築き、行動変容を支援するための核となる「精神」が存在します。
この精神は、動機づけ面接の提唱者であるミラーとロルニックによって、4つの要素、すなわち「Partnership(協働)」「Acceptance(受容)」「Evocation(喚起)」「Compassion(慈悲)」としてまとめられています。これらは、動機づけ面接を実践する上で常に意識すべき心のあり方であり、これらの精神を理解し体現することが、効果的な動機づけ面接を行うための基盤となります。
ここでは動機づけ面接の4つのスピリットについて解説していきます。
Partnership(協働)
動機づけ面接における協働とは、専門家とクライアントが対等なパートナーとして、共通の目標に向かって協力し合う関係性を意味します。
専門家が一方的に指導したり、解決策を押し付けたりするのではなく、クライアントの専門知識や経験、視点を尊重し、それを活用しながら共に道を探していく姿勢が求められます。クライアントは自分の人生の専門家であり、その人が持つ知恵やリソースを信じることから協働は始まります。
互いの意見やアイデアを尊重し、対話を通じて解決策を共同で構築していくプロセスは、クライアントが主体的に行動変容に取り組むための重要な要素です。この協働の精神があるからこそ、クライアントは安心感を持ち、自らの意思で変化の道を歩むことができるようになるのです。
Acceptance(受容)
動機づけ面接における受容とは、クライアントの考え、感情、経験、そして行動変容への葛藤を、判断することなく、ありのままに受け入れることを指します。
これは、クライアントの行動や選択を「良い」「悪い」と評価したり、非難したりすることなく、その存在を無条件に肯定する姿勢です。受容の精神は、クライアントが自己開示し、自身の脆弱な部分や困難な状況について安心して話せるような安全な空間を作り出します。
受容の中には、クライアントの自己決定権を尊重する「自律性の支持」も含まれています。つまり、クライアントがどのような選択をしたとしても、それはその人自身の決断であり、専門家はその選択を尊重するという立場です。行動変容を促すことを目指しながらも、最終的な決断はクライアント自身に委ねるというこの姿勢が、クライアントの内発的な動機付けを育み、抵抗を減らす上で極めて重要になります。
受容を通して、クライアントは自分自身を受け入れ、自信を持って変化へと向き合うことができるようになるのです。
Evocation(喚起)
動機づけ面接における喚起とは、クライアントの心の中に既にある「変わりたい」という気持ちや、行動変容のための内発的な動機、そしてその人が持つ強みやリソースを、専門家が質問や傾聴を通じて「引き出す」ことを意味します。この精神の根底には、行動変容に必要な答えや資源はクライアント自身の中に既に存在するという信念があります。
喚起のプロセスでは、クライアントが行動変容に対して抱いているアンビバレンス、つまり「変わりたい気持ち」と「変わりたくない気持ち」の両方に耳を傾け、特に「変わりたい気持ち」にスポットライトを当てていきます。
この内省を促すことで、クライアントは自身の価値観や目標と行動との間の不一致に気づき、行動変容への必要性を強く感じるようになります。専門家は、質問の仕方や聞き返しの工夫を通じて、クライアントが自身の内なる動機を発見し、それを声に出して表現できるように支援します。このように、外から何かを「与える」のではなく、内側から「引き出す」ことが、持続可能な行動変容へと繋がる鍵となるのです。
Compassion(慈悲)
動機づけ面接における慈悲とは、クライアントの幸福を心から願い、その苦しみを理解し、それを軽減しようとする利他的な意図と行動を指します。
これは、単なる同情や共感を超え、クライアントが困難な状況にあることを深く理解し、その人にとって最善の利益となるように関わろうとする積極的な姿勢です。専門家は、クライアントが抱える問題や挑戦に対して、温かく、そして揺るぎないサポートを提供します。クライアントが行動変容の過程で直面するであろう葛藤や挫折に対しても、辛抱強く寄り添い、その感情を受け止めることが求められます。
動機づけ面接は、このような温かい人間的配慮に支えられたアプローチであり、その慈悲の精神が、クライアントの内発的な動機付けを育む上で不可欠な要素となっています。
動機づけ面接の4つのスキル(OARS)

動機づけ面接の精神を理解し、それを実践に移すためには、具体的なコミュニケーションスキルが不可欠です。ミラーとロルニックは、動機づけ面接を効果的に行うための核となる4つの基本スキルを提唱しており、その頭文字をとって「OARS(オールズ)」と呼ばれています。
OARSとは、「Open-ended questions(開かれた質問)」「Affirmations(是認)」「Reflections(聞き返し)」「Summaries(要約)」のことであり、これらはクライアントとの対話を深め、行動変容への動機づけを効果的に引き出すためのツールとなります。
ここではOARSについてそれぞれ解説していきます。
開かれた質問
動機づけ面接における開かれた質問とは、「はい」か「いいえ」で簡単に答えられないような、クライアントが自由に考え、詳しく語れるように促す質問のことです。具体的には、「どのような」「どのように」「何が」「なぜ」「教えてください」といった言葉で始まる質問がこれに該当します。
閉じられた質問が特定の情報を得ることに主眼を置くのに対し、開かれた質問はクライアントの内面にある思考、感情、経験、そして動機を深く掘り下げ、より多くの情報を引き出すことを目的としています。
この質問形式を用いることで、クライアントは自分の言葉で状況や気持ちを表現する機会を得て、自身の内省を深めることができます。例えば、単に「運動はしていますか?」と尋ねるのではなく、「健康のために、何か始めてみたいことはありますか?」や「運動について、今どのようなお気持ちですか?」と問いかけることで、クライアントは自身の価値観や行動変容に対する思いを語り始めるでしょう。
開かれた質問は、クライアントが主体的に会話に参加し、自身の内発的な動機や解決策を自ら発見していくための、最初の重要なステップとなります。専門家は、開かれた質問を通じて、クライアントの持つ多様な側面を理解し、その人ならではの視点から行動変容への道筋を共に探るための豊かな素材を得ることができます。
是認
動機づけ面接における是認とは、クライアントの努力、強み、良い意図、そして達成したことに対して、専門家がそれを認め、肯定的なフィードバックを伝えることです。これは単に褒めることとは異なり、クライアントが行動変容に向けて見せている、あるいは過去に見せた建設的な側面や、その人自身が持っている内的なリソースに焦点を当てます。
是認は、クライアントの自己効力感を高め、自信を育む上で極めて重要な役割を果たします。自分が認められ、評価されていると感じることで、クライアントはさらに前向きな姿勢で行動変容に取り組む意欲を持つことができます。
是認を行う際には、具体的かつ誠実であることが求められます。抽象的な「素晴らしいですね」だけでなく、「〇〇について、そのように努力されているのですね、素晴らしいです」や、「以前〇〇を乗り越えられた経験は、あなたの強みですね」といった形で、具体的な行動や資質に結びつけて伝えることが重要です。
また、結果だけでなく、そのプロセスにおける努力や工夫を認めることも大切です。クライアントが行動変容へのアンビバレンスを抱えている時でも、その小さな一歩や、変わりたいと願う気持ちそのものを是認することで、内発的な動機付けを強化し、抵抗感を和らげることができます。是認は、クライアントが自分自身の価値を再認識し、自信を持って行動変容へと進むための強力な推進力となるのです。
聞き返し
動機づけ面接における聞き返しとは、クライアントが語った言葉や、その背後にある感情、意図を、専門家が自分の言葉で伝え返すことです。これは、クライアントの言葉を鸚鵡返しにするだけではなく、その人が伝えようとしている核心を捉え、それを簡潔かつ共感的に表現し直すことを意味します。
聞き返しは、クライアントが「自分の話を理解してもらえている」と感じることで、安心感と信頼関係を深める上で非常に効果的なスキルです。
聞き返しには、いくつかの種類があります。例えば、クライアントの言ったことをそのまま繰り返す「単純な聞き返し」は、話を聞いていることを示す基本です。さらに、クライアントの感情を推測して伝える「感情の聞き返し」は、「〜と感じていらっしゃるのですね」のように、相手の感情に寄り添う姿勢を示します。また、クライアントが抱えるアンビバレンス、つまり「変わりたい気持ち」と「変わりたくない気持ち」の両方を同時に伝え返す「二重の聞き返し」は、その葛藤をクライアント自身が客観的に見つめ直すきっかけとなります。
聞き返しを行うことで、クライアントは自分の考えや感情を整理し、新たな視点を得ることができます。専門家は、聞き返しを通じてクライアントの言葉の奥にある意味を深く探り、行動変容への動機付けを強化するような「行動変容のトーク」を引き出すことができます。このスキルは、対話の流れを円滑にし、クライアントが自己理解を深めながら、行動変容への一歩を踏み出すための重要な橋渡しとなるのです。
要約
動機づけ面接における要約とは、対話の中でクライアントが語った複数の情報を、専門家がまとめて簡潔に伝え返すことです。これは、会話の節目や、新しい話題に移る前、あるいはセッションの終わりに特に有効なスキルとして活用されます。
要約の目的は、クライアントが語った内容が正確に理解されていることを示すだけでなく、会話全体を整理し、重要なポイントや行動変容への動機付けに関する情報を明確にすることにあります。
要約を行うことで、クライアントは自分の話がきちんと聞かれ、理解されていると感じるため、安心感を得て、さらに深く自己開示しようという気持ちになります。また、散らばっていた情報が一つのまとまりとして提示されることで、クライアント自身も自分の考えや感情を整理しやすくなります。専門家は、要約の際に、クライアントが発した行動変容のトーク、例えば「少しは変えたい」「できるかもしれない」といった前向きな言葉を意図的に含めることで、その動機付けをさらに強化することができます。
効果的な要約は、単なる情報の羅列ではありません。対話の重要な要素を抽出し、クライアントの言葉を尊重しながら、行動変容へと繋がる意味合いを際立たせるように構成されます。これにより、クライアントはこれまでの対話から得られた気づきや、次の一歩へと繋がる方向性を明確に認識することができるのです。要約は、対話の進捗を確認し、クライアントが行動変容への準備を整えるための強力な締めくくりの役割を果たします。
動機づけ面接の具体例

動機づけ面接の理論やスキルは、実際の対話の中でどのように活用されるのでしょうか。ここで、健康行動の改善を考えているクライアントとのやり取りを想定した具体例を通して、動機づけ面接の応用を見ていきましょう。
状況設定: 運動不足に悩んでおり、健康のために運動を始めたいと思っているAさん。しかし、なかなか一歩が踏み出せずにいる。
専門家: 「Aさん、最近健康のために何か始めたいと思っているとお聞きしましたが、具体的にどのようなことを考えていらっしゃいますか?」
(開かれた質問で、Aさんの考えを引き出す)
Aさん: 「はい。ウォーキングがいいかなとは思うんですが、仕事が忙しくて、なかなか時間が取れなくて…。疲れて帰ってくると、もう動きたくなくて。」
専門家: 「ウォーキングを考えているのですね。お仕事が忙しい中で、運動を始めたいという気持ちがあるのですね。」
(聞き返しで、Aさんの言葉を受け止め、変わりたい気持ちに焦点を当てる)
Aさん: 「そうなんです。でも、このままだと体力が落ちるばかりだし、健康診断の結果も気になっていて。ちょっとでも何かしないと、とは思っているんです。」
専門家: 「体力の低下や健康診断の結果が気になっていて、何とかしたいという強い思いがおありなのですね。変わらないといけないと感じる理由と、変わりたいという気持ちがAさんの中にあることが伝わってきます。」
(是認と聞き返しを組み合わせ、Aさんの内発的動機と現状への懸念を強化する)
Aさん: 「ええ、昔はもっと運動していたので、また動けるようになりたいんです。」
専門家: 「昔は運動されていたのですね。再び体を動かしたいというお気持ちがはっきりと見えます。もし運動を始めるとしたら、Aさんにとってどんな良い変化がありそうですか?」
(喚起を促す開かれた質問で、行動変容のメリットを具体化させる)
Aさん: 「うーん、やっぱり体が軽くなるでしょうし、気分もリフレッシュできると思います。朝、シャキッと起きられるようにもなるかな。でも、やっぱり時間が…。」
専門家: 「体が軽くなる、気分がリフレッシュできる、朝シャキッと起きられる、といった良い変化を期待されているのですね。同時に、時間の捻出に難しさも感じていらっしゃると。これまでの話をまとめると、健康のために運動をしたいというお気持ちが強く、特にウォーキングに関心がある。一方で、お仕事の忙しさから時間が取れないという心配も抱えていらっしゃる。しかし、もし運動ができれば、体も気分も良くなり、朝の目覚めも改善されると考えている、ということですね。」
(要約で、Aさんのアンビバレンスを整理し、行動変容のメリットを強調する)
Aさん: 「はい、その通りです。」
この例では、専門家がAさんの言葉を丁寧に聞き、その内なる動機や葛藤を引き出すためにOARSスキルを効果的に活用しています。一方的に「運動しなさい」と指示するのではなく、Aさん自身が「変わりたい」と思う理由やメリットに気づき、具体的な一歩を考え始めるきっかけを提供しているのです。このような対話を通じて、Aさんは自身の目標に対するコミットメントを深め、自らの力で行動変容へと進む準備を整えていくことができるでしょう。
動機づけ面接の効果とメリット

動機づけ面接(MI)は、その開発以来、多岐にわたる分野でその効果が科学的に実証されてきました。動機づけ面接の最大のメリットは、クライアントの内発的な動機付けを強化し、持続的な行動変容を促す点にあります。
従来の専門家主導型のアプローチでは、一時的な行動の変化は見られても、クライアント自身の「変わりたい」という気持ちが伴わないために、元の状態に戻ってしまうリバウンドが多く見られました。MIは、この問題を解決し、クライアントが自らの意思で変化を選び、それを維持していく力を育むことを可能にします。
具体的な効果としては、医療分野における生活習慣病の改善が挙げられます。例えば、禁煙、減酒、適度な運動、健康的な食生活の定着などにおいて、MIが有効であるという多くの研究結果が出ています。クライアントは、自身の健康に対する責任感を高め、自己管理能力を向上させることができます。また、服薬遵守率の向上や、慢性疾患管理における患者の主体的な関与を促す効果も報告されています。
心理カウンセリングの分野では、うつ病や不安障害、摂食障害、様々な依存症の治療において、クライアントが自身の問題行動と向き合い、変化への意欲を高めるためにMIが活用されています。教育現場や人材育成の場面でも、学習意欲の向上や、部下の自律的な成長を促すコーチング手法としてその価値が認められています。
動機づけ面接の導入により、専門家とクライアントの間の信頼関係が深まり、対話の質が向上することも大きなメリットです。クライアントは自分自身を受け入れ、自信を持って困難な課題に挑戦できるようになるため、全体的なウェルビーイングの向上にも寄与します。動機づけ面接は、行動変容を単なる「タスク」として捉えるのではなく、個人の内なる成長のプロセスとして捉えることで、より深く、そして持続的な変化を生み出すのです。
まとめ
本記事では、動機づけ面接(MI)の基本的な概念から、その根底にある4つの精神、そして実践的なOARSスキルまでを詳しく解説しました。MIは、相手の「変わりたい」という内発的な動機を尊重し、専門家とクライアントが協働しながら、持続的な行動変容を支援するアプローチです。
パートナーシップ、受容、喚起、慈悲という4つの精神に基づき、開かれた質問、是認、聞き返し、要約というOARSスキルを用いることで、私たちは相手の内なる力を引き出し、自律的な変化を促すことができます。
この手法は、医療、心理、教育、福祉といった多岐にわたる分野でその効果が実証されており、個人のウェルビーイング向上に貢献しています。動機づけ面接は単なる対話の技術に留まらず、相手を深く理解し、その可能性を信じる人間としての姿勢を教えてくれます。
コミュニケーションスキルの一つに動機づけの精神とOARSスキルを取り入れてみませんか。きっと、ご自身の変化、そして周囲の人々の変化を促す新たな発見があるはずです。





