社会福祉の歴史

ベヴァリッジ報告ってどんな報告?社会福祉の発展過程を学ぶ

はじめに

本記事では、戦後の社会保障体制の要となった「ベヴァリッジ報告」に関する歴史的展開や内容について、要点やキーワードをまとめております。

社会福祉を学ぶ学生や、社会福祉士国家試験合格を目指す方、さらには実践者の福祉観を磨くためにも有益な内容となっております。

またこれまで本サイトでは、社会福祉の発展過程を学ぶとして、イギリスの歴史について記事を書いております。

以下リンクを掲載します。


【イギリス社会福祉の発展過程について】

エリザベス救貧法とは?成立過程や特徴について解説~社会福祉の発展過程を学ぶ

ギルバート法とスピーナムランド制度の成立と特徴について~社会福祉の発展過程を学ぶ

新救貧法(1834年)の要点を読み解く~社会福祉の発展過程を学ぶ

ロッチデールの原則~協同組合のはじまり

慈善組織協会(COS)の要点キーワードまとめ~社会福祉の発展過程を学ぶ

セツルメントの要点キーワードまとめ~社会福祉の発展過程を学ぶ

ブースとラウントリーの貧困調査について~社会福祉の発展過程を学ぶ


イギリスの社会福祉の歴史は、「前例のない中で世界最初の福祉国家を築き上げた」という点で、社会福祉を学ぶ方にとって、「はじまりの章」とも言えます。

今回は第二次世界大戦の中で発表された「ベヴァリッジ報告」についてまとめていきます。

それでは以下ご覧ください。


キーワードについて

ベヴァリッジ報告について以下キーワードになります。

キーワードⅠ

・「ゆりかごから墓場まで」といった福祉国家の考え方を提唱

・5つの巨人(five giants)を挙げる

①窮乏(want)→ 社会保険制度が有効

②疾病(disease)→ 社会保障制度が必要(保険・医療)

③無知(ignorance) → 社会保障制度が必要(教育・科学)

④不潔(squalor) → 社会保障制度が必要(住宅・環境)

⑤怠惰(idleness) → 社会保障制度が必要(労働・完全雇用)

※①窮乏は社会保険制度、その他は社会保障制度。

キーワードⅡ

・国家は「ナショナルミニマム(最低限度の生活保障)」という原則を掲げる。

※ナショナルミニマムはウェッブ夫妻が「産業民主制論」の中で提唱した概念。

キーワードⅢ

・社会保障計画の構成

①社会保険(social insurance) → 基本的なニーズに対応強制保険による拠出

②国民扶助(national assistance)→ 特別なケースに対応、ミーンズテスト(資力調査)を条件

③任意保険(voluntary insurance)→ ナショナルミニマムの水準以上を望む場合、(自由主義経済のもと、必要以上の国家介入はしなかった)

キーワードⅣ

・政策を遂行するための3つの前提条件

①児童手当 

 → 大家族の所得保障、子どもの健全な生活を確保、人口維持のため

②包括的な保険およびリハビリテーション・サービス

 → 病気の予防や治療、リハビリテーションを全ての国民に保障

③雇用の維持

 → 失業者が大量にでないよう対策(失業者増:給付額増:税や保険料拠出額の減)

以上がベヴァリッジ報告のキーワードになります。


社会福祉士国家試験~問題

国家試験合格を目指す方向けに、社会福祉士国家試験の問題をピックアップしました。

上記キーワードを踏まえて、良かったらチャレンジしてみてください。

第27回ー23

「ベヴァリッジ報告」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1福祉サービスの供給主体を多元化し、民間非営利団体を積極的に活用するように勧告した。

2従来の社会民主主義とも新自由主義とも異なる「第三の道」路線を選択するように勧告した。

3ソーシャルワーカーの養成・研修コースを開設して、専門性を高めるように勧告した。

4衛生・安全、労働時間、賃金、教育で構成されるナショナル・ミニマムという考え方を示した。

5社会保障計画は、社会保険、国民扶助、任意保険という三つの方法で構成されるという考え方を示した。

第32回ー25

社会的リスクに関する次の記述のうち、「ベヴァリッジ報告」で想定されていなかったものを1つ選びなさい。

1疾病により労働者の収入が途絶える恐れ

2勤務先の倒産や解雇により生計の維持が困難になるおそれ

3老齢による退職のために、稼働収入が途絶えるおそれ

4保育や介護の社会化が不十分なため、仕事と家庭の両立が困難になるおそれ

5稼得者の退職や死亡により被扶養者の生活が困窮するおそれ

第34回ー26

イギリスにおける貧困に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1ラウントリー(Rowntree.B)は、ロンドンで貧困調査を行い、貧困の主たる原因が飲酒や浪費のような個人的習慣にあると指摘した。

2ベヴァリッジ(Beveridge,W)による『社会保険および関連サービス』(「ベヴァリッジ報告」)は、「窮乏」(want)に対する社会保障の手段として、公的扶助(国民扶助)が最適であり、社会保険は不要であるとした。

3エイベルースミス(Abel-Smith,B)とタウンゼント(Townsend,P)は、イギリスの貧困世帯が増加していることを1960年代に指摘し、それが貧困の再発見の契機となった。

4タウンゼント(Townsend,P)は、等価可処分所得の中央値の50%を下回る所得しか得ていない者を相対的剥奪の状態にある者とし、イギリスに多数存在すると指摘した。

5サッチャー(Thatcher,M)が率いた保守党政権は、貧困や社会的排除への対策として、従来の社会民主主義とも新自由主義とも異なる「第三の道」の考え方に立つ政策を推進した。

※解答は下記に掲載しております。


ベヴァリッジという人物について

ウィリアム・ヘンリ・ベヴァリッジ(William,Henry,Beveridge)は、インドのベンガル州ラングプールにて生まれ育ちました。

両親はとても優秀な方で、家系にも恵まれていた方になります。

やがてベヴァリッジは、オックスフォード大学に入学し、バーネットと出逢います。

そして、トインビーホールの副館長にも就任しました。

このように、教科書に載るような方々の多くは当時のトインビーホールに接点がありました。

※世界初のセツルメントであるトインビーホールについては以下記事にて紹介しております。

セツルメントの要点キーワードまとめ~社会福祉の発展過程を学ぶ - SOCIAL CONNECTION (socialconnection-wellbeing.com)


ベヴァリッジは、博愛者としてではなく「科学者」として信念を抱いておりました。

「国の将来のために、社会的問題を科学的に考察したいがためにトインビーホールにいきたい」といった手紙を両親にあてたエピソードもあるようです。

またベヴァリッジは、失業に関して課題認識を強くもっていた方で、著書として「失業ー産業の問題(1909年)」を出版し、世間から評判を得ました。

「救貧法ではなく、国民保険を通して失業者の救済をする」といった理論を持ち、後の国民保険法成立にも影響を与えたのです。

ちなみに、ベヴァリッジが失業問題に関してテーマを持つことになった背景には、「ブースの貧困調査」があったそうです。

このように、この時代の人物を深堀りすると、驚くほど関係性や繋がりがあることがわかります。

ブースとラウントリーの貧困調査について~社会福祉の発展過程を学ぶ - SOCIAL CONNECTION (socialconnection-wellbeing.com)


イギリスは、1906年に労働者階級が中心となった自由党の勝利により、社会立法が次々と成立されます。

このように政権交代によって社会が変わるという例は歴史的にみても、多くの国であった出来事です。

スウェーデンやフィンランドのような高福祉国家である北欧諸国も、政権交代することによって、高福祉国家への道が続いているのです。それ以前は高福祉国家でも何でもありませんでした。

ポイント

歴史を遡ると、政権交代によって社会が変わったという出来事が多くある。

イギリスでは、1908年には老齢年金法、1909年には職業紹介法や最低賃金法、1911年に国民保険法が次々と制定されます。

1911年の国民保険法では「第一部:健康保険」「第二部:失業保険」とあり、まさに「救貧法ではなく、国民保険で失業者の救済をする」といったベヴァリッジの理論が採用されております。

この頃のベヴァリッジは、ウェッブ夫妻と共に、「救貧法および貧困救済に関する王立委員会」において少数派報告の作成協力を行うことや、職業紹介所を新設するために職業紹介局長に任命されることなどといった活動や役職を担っておりました。

このように、ベヴァリッジは1942年頃の人と覚えられがちでありますが、それ以前にもイギリスの社会政策において、重要な影響を与えたことは間違いないでしょう。

1919年にはロンドン大学で学長や総長にも任命され、その後オックスフォード大学の学寮長にもなりました。

実はこれらの経歴の背景には、「ウェッブ夫妻」の存在がありました。ウェッブ夫妻はベヴァリッジを官僚や大学など多くの方に紹介したそうです。

ベヴァリッジは後にナショナルミニマムの実現を目指し福祉国家形成に影響を与えますが、その背景にはウェッブ夫妻から多くの影響や恩を受けたことがあったのです。

※ナショナルミニマムはウェッブ夫妻が「産業民主制論」で提唱した概念になります。


ベヴァリッジ報告について

ベヴァリッジ報告は、第二次世界大戦後の社会を立て直すための社会保障制度の検討、そして戦時中の戦意高揚としても活用されました。

当時のイギリスの国民や連合国の国民は、ベヴァリッジ報告で示された社会保障制度の実現に希望を抱いておりました。

今でいうインターネットはないので、ベヴァリッジ報告は出版という形で人々の手に届き、規模としては何十万部といった数が売れたと言われております。

ベヴァリッジ報告は、前半部に要約を掲載し、それぞれの詳細を細かく説明した構成となっております。

以下どのような構成か目次をご紹介します。

※参考文献:社会保障研究所翻訳シリーズNo7、ベヴァリジ報告ー社会保険および関連サービス、山田雄三監訳、至誠堂(1969年出版)、国立国会デジタルコレクションより

目次

ベヴァリッジ報告~目次

第Ⅰ部 まえがきと要約

委員会の調査とその結果

勧告の3つの指導原則

窮乏からの自由への道

社会保障計画の要約

社会保険の性質

給付と拠出の暫定額

統合された社会保障とそれにともなう改革

委員会の経過

報告者の署名


第Ⅱ部 主要な改革とその理由


第Ⅲ部 3つの特殊問題

給付額と家賃問題

老齢者問題

社会保障計画以外の救済方法


第Ⅳ部 社会保障予算


第Ⅴ部 社会保障計画

前提、方法、原則

国民とそのニード

給付とその他の保険金

強制保険の保険料拠出

国民扶助

任意保険

行政

給付と拠出の暫定額


第Ⅵ部 社会保障と社会政策

前提A 児童手当

前提B 包括的な保険およびリハビリテーション・サービス

前提C 雇用の維持

戦後の実行可能な目標としての窮乏の解消

戦時における平和のための計画

付録 (※省略)


このような構成となっております。

ベヴァリッジ報告についての要点は、先ほどキーワードでまとめた部分が基本的な内容となります。

※記事後半にも再度掲載します。

「5つの巨人」「社会保険」「ナショナルミニマム」などのキーワードと合わせて、根底として社会保障サービスを享受するのは「人々の権利」とした価値を置いております。

それはイギリスの貧富の格差が最も大きかったと言われる時代に、多くの人が社会を変えようと動いた精神が込められております。

現代でも、水際作戦などと呼ばれる制度を利用させないようにする一部の働きかけや、国として社会保障制度に対する教育の不十分により権利とされている制度の存在そのものを知らないこと、スティグマといった権利行使を阻む要因、最後の砦であるセーフティネットからこぼれる人たちなど、多くの課題があります。

社会保障サービスは、「人々の権利」です。それは多くの人たちが社会を変えようとして築き上げてこられた歴史があるのです。

ポイント

社会保障サービスを享受することは人々の権利である。

ベヴァリッジ報告の内容を詳細に書くと、膨大になるので、ここまでにしたいと思います。

また、ベヴァリッジ報告は日本にも影響を与え、戦後の社会保障体制を築き上げることに貢献したのです。


社会福祉士国家試験~解答

国家試験問題の解答になります。

第27回ー23

「ベヴァリッジ報告」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1福祉サービスの供給主体を多元化し、民間非営利団体を積極的に活用するように勧告した。

2従来の社会民主主義とも新自由主義とも異なる「第三の道」路線を選択するように勧告した。

ソーシャルワーカーの養成・研修コースを開設して、専門性を高めるように勧告した。

4衛生・安全、労働時間、賃金、教育で構成されるナショナル・ミニマムという考え方を示した。

社会保障計画は、社会保険、国民扶助、任意保険という三つの方法で構成されるという考え方を示した。

1→ウォルフェンデン報告 = 福祉多元主義

2→ブレア政権、社会学者のギデンス = 第三の道

3→ヤングハズバンド報告 = ソーシャルワーカーの養成・研修コース

4→ウェッブ夫妻 = ナショナルミニマム「産業民主制論」、※設問内容も最低限度の生活保障とは異なる

5→ベヴァリッジ報告 = 社会保障計画(社会保険・国民扶助・任意保険)

よって正解は5になります。


第32回ー25

社会的リスクに関する次の記述のうち、「ベヴァリッジ報告」で想定されていなかったものを1つ選びなさい。

1疾病により労働者の収入が途絶える恐れ

2勤務先の倒産や解雇により生計の維持が困難になるおそれ

3老齢による退職のために、稼働収入が途絶えるおそれ

4保育や介護の社会化が不十分なため、仕事と家庭の両立が困難になるおそれ

5稼得者の退職や死亡により被扶養者の生活が困窮するおそれ

想定されていなかったものを選択する問題です。

すなわち当時想定されていたものと、その後の時代変化の中で出てきたものが選択肢の中にあります。

1,2,3,5 ~ 疾病や解雇、老齢、死亡は、「窮乏」として当時想定されていたものになります。

社会保険を中心に、老齢年金、失業、死亡に関して報告書の中で述べられております。

4 ~ 仕事と家庭の両立は、選択肢の中でも新しい内容だと想定することができます。

いわゆるワークライフバランスや、コンフリクト(ワーク・ファミリー・コンフリクト)についての内容となり、ベヴァリッジ報告当初には想定されていなかったものになります。

よって4が正解となります。


第34回ー26

イギリスにおける貧困に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1ラウントリー(Rowntree.B)は、ロンドンで貧困調査を行い、貧困の主たる原因が飲酒や浪費のような個人的習慣にあると指摘した。

2ベヴァリッジ(Beveridge,W)による『社会保険および関連サービス』(「ベヴァリッジ報告」)は、「窮乏」(want)に対する社会保障の手段として、公的扶助(国民扶助)が最適であり、社会保険は不要であるとした。

3エイベルースミス(Abel-Smith,B)とタウンゼント(Townsend,P)は、イギリスの貧困世帯が増加していることを1960年代に指摘し、それが貧困の再発見の契機となった。

4タウンゼント(Townsend,P)は、等価可処分所得の中央値の50%を下回る所得しか得ていない者を相対的剥奪の状態にある者とし、イギリスに多数存在すると指摘した。

5サッチャー(Thatcher,M)が率いた保守党政権は、貧困や社会的排除への対策として、従来の社会民主主義とも新自由主義とも異なる「第三の道」の考え方に立つ政策を推進した。

1→ロンドン調査=ブース、貧困の原因は雇用問題(個人の問題ではなく社会側にある)としました。

2→窮乏(want)を根絶するためには、社会保険が最適であるとしました。

3→正解になります。

4→タウンゼント=相対的剥奪(一般の周囲と比べて、不足していたり参加できないこと。※対義語として絶対的貧困)

なお選択肢は相対的貧困率についての内容になります。

5→サッチャー政権の次であるブレア政権による内容になります。社会学者のギデンスが「第三の道」を提唱しております。

よって正解は3になります。


まとめ

再度キーワードを振り返っていきます。

キーワードⅠ

・「ゆりかごから墓場まで」といった福祉国家の考え方を提唱

・5つの巨人(five giants)を挙げる

①窮乏(want)→ 社会保険制度が有効

②疾病(disease)→ 社会保障制度が必要(保険・医療)

③無知(ignorance) → 社会保障制度が必要(教育・科学)

④不潔(squalor) → 社会保障制度が必要(住宅・環境)

⑤怠惰(idleness) → 社会保障制度が必要(労働・完全雇用)

※①窮乏は社会保険制度、その他は社会保障制度。

キーワードⅡ

・国家は「ナショナルミニマム(最低限度の生活保障)」という原則を掲げる。

※ナショナルミニマムはウェップ夫妻が「産業民主制論」の中で提唱した概念。

キーワードⅢ

・社会保障計画の構成

①社会保険(social insurance) → 基本的なニーズに対応、強制保険による拠出

②国民扶助(national assistance)→ 特別なケースに対応、ミーンズテスト(資力調査)を条件

③任意保険(voluntary insurance)→ ナショナルミニマムの水準以上を望む場合、(自由主義経済のもと、必要以上の国家介入はしなかった

キーワードⅣ

・政策を遂行するための3つの前提条件

①児童手当 

 → 大家族の所得保障、子どもの健全な生活を確保、人口維持のため

②包括的な保険およびリハビリテーション・サービス

 → 病気の予防や治療、リハビリテーションを全ての国民に保障

③雇用の維持

 → 失業者が大量にでないよう対策(失業者増:給付額増:税や保険料拠出額の減)

このようにベヴァリッジは、オックスフォード大学入学を契機に、トインビーホールとの接点があり、ブースやウェッブ夫妻から多くの影響を受けました。

失業と雇用にとりわけ注目し、救貧法ではなく社会保険による救済を理論として提唱し、後に第二次世界大戦後の社会保障制度体制構築に大きく貢献しました。

以上長くなりましたが、ベヴァリッジ報告について紹介記事になります。

イギリスの歴史や源流は、社会福祉を学ぶ方にとって重要になります。

私自身「社会福祉の歴史や知識、人や価値を発信すること通じて人々の視点を変える」をミッションに記事を書いております。

良かったら当HPを周囲の方に広めていただけると幸いです。

引き続きどうぞよろしくお願いします。


☆参考文献

・社会保障研究所翻訳シリーズNo7、ベヴァリジ報告ー社会保険および関連サービス、山田雄三監訳、至誠堂(1969年出版)、国立国会デジタルコレクションより

・社会福祉のあゆみ、社会福祉思想の軌跡、金子光一著、有斐閣アルマ

・トインビー・ホールの100年 著アサ・ブリッグス、アン・マカトニー、阿部志郎監訳、全国社会福祉協議会

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